2018年01月27日
テイク オーバー ゾーンが30mになります!
皆さん
今日は積雪で練習が中止になりましたので、来たる2018/2019シーズンに向けたネタを一つ。
2017年11月01日付けで、IAAF(国際陸連)のルール改正が発効し、4×100mリレーでのテイク オーバー ゾーンが20m→30mに変わっています。これが、ルール改正の該当部分です(英文の横に二重線がある部分)。ほら、30mって、ありますよね?

さて、日本ではどうなるのか?JAAF(日本陸連)によりますと、2月に開催される会議において、来たる4月1日からの、日本での適用も確定するとのこと(当然ですが・・・)。
今回のルール改正の趣旨は、審判の容易化(従来は、ブルーライン、ゾーンの入り口、ソーンの出口の3箇所を見る必要があったものが、今後はゾーンの入り口と出口の2箇所に減る)と、観戦の容易化(ルールの分かり易さ)、とされています。
ゾーンが30mになると、100mの距離を中心に前後15mずつがゾーンになるのかといえばそうではありません。100mの地点からスタート側(戻る方)に20m、ゴール側(行く方)に10m、となります。
つまり、今の通称ブルーラインのところが、そのままゾーンの入り口となり、出口はこれまでと同じ、ということです。競技場のマーキングも、ルール改正に合わせて直ちに変更できれば良いのでしょうが、なかなかそうもいかないので、当面は今のマーキングをそのまま活かして、となります。
今回のルール改正、速いチーム、強いチームには、ほとんど影響がありません。だってそんなチームは、今でもすでに、ゾーンの中央からゴールに近い側でスピードに乗ってバトンパスしているから、です。
大きな(良い)影響があると考えられるのは、バトンパスが上手くないチーム(守山陸上教室ではありません)、各ランナーの走力にバラつきのあるチーム、です。というのも、これまでは、通称ブルーラインからゾーンの入り口までの10m(通称ブルーゾーン、加速ゾーン)でバトンパスをすると失格になったのが、失格にならないからです。
これをさらに考えると、ゾーンの入り口付近で早くバトンを受け取って次のゾーンの最後まで走るとすると、最大で130mバトンを運ぶことができます(これまでは最大120m)。速いランナーがより長くバトンを運べば、それだけタイム短縮につながります。
特に小学生チームにとっては、このルール改正をどう戦術に取り入れるかは、新シーズンの重要テーマの一つになることは間違いないでしょう。もちろん、守山陸上教室はすでに検討、対策済みですが。
なぜかって?このルール改正、既に2017年5月には情報が公になってましたから・・・。
しかし、上手い国(日本)が出てくると、ルールを変えてなんとかしようって話、スキージャンプやフィギュアスケートなんかでよく聞きますが、今回のルール改正もそうなんでしょうか。。。(ちなみに、リオ五輪で、1走2走で早くバトンパスをして失格となったのは米国です。)(またまたちなみに、このルール改正を提案したのは米国ではありません。ニュージーランドです。)
で、え、まさか、このルール改正は小学生には適用しないなんておかしなこと、しませんよね、陸協関係者のみなさん、、、、。
(追記)
このルール改正は、4×100mリレーだけが対象ではありませんので、念のため。
また、同じ日付で、他に何点かのルール改正(棒高跳を除く跳躍競技の持ち時間(合図があってから試技を開始するまでの時間)が1分→30秒)などもありましたが、この記事では付言しておりませんので、こちらも念のため。
今日は積雪で練習が中止になりましたので、来たる2018/2019シーズンに向けたネタを一つ。
2017年11月01日付けで、IAAF(国際陸連)のルール改正が発効し、4×100mリレーでのテイク オーバー ゾーンが20m→30mに変わっています。これが、ルール改正の該当部分です(英文の横に二重線がある部分)。ほら、30mって、ありますよね?
さて、日本ではどうなるのか?JAAF(日本陸連)によりますと、2月に開催される会議において、来たる4月1日からの、日本での適用も確定するとのこと(当然ですが・・・)。
今回のルール改正の趣旨は、審判の容易化(従来は、ブルーライン、ゾーンの入り口、ソーンの出口の3箇所を見る必要があったものが、今後はゾーンの入り口と出口の2箇所に減る)と、観戦の容易化(ルールの分かり易さ)、とされています。
ゾーンが30mになると、100mの距離を中心に前後15mずつがゾーンになるのかといえばそうではありません。100mの地点からスタート側(戻る方)に20m、ゴール側(行く方)に10m、となります。
つまり、今の通称ブルーラインのところが、そのままゾーンの入り口となり、出口はこれまでと同じ、ということです。競技場のマーキングも、ルール改正に合わせて直ちに変更できれば良いのでしょうが、なかなかそうもいかないので、当面は今のマーキングをそのまま活かして、となります。
今回のルール改正、速いチーム、強いチームには、ほとんど影響がありません。だってそんなチームは、今でもすでに、ゾーンの中央からゴールに近い側でスピードに乗ってバトンパスしているから、です。
大きな(良い)影響があると考えられるのは、バトンパスが上手くないチーム(守山陸上教室ではありません)、各ランナーの走力にバラつきのあるチーム、です。というのも、これまでは、通称ブルーラインからゾーンの入り口までの10m(通称ブルーゾーン、加速ゾーン)でバトンパスをすると失格になったのが、失格にならないからです。
これをさらに考えると、ゾーンの入り口付近で早くバトンを受け取って次のゾーンの最後まで走るとすると、最大で130mバトンを運ぶことができます(これまでは最大120m)。速いランナーがより長くバトンを運べば、それだけタイム短縮につながります。
特に小学生チームにとっては、このルール改正をどう戦術に取り入れるかは、新シーズンの重要テーマの一つになることは間違いないでしょう。もちろん、守山陸上教室はすでに検討、対策済みですが。
なぜかって?このルール改正、既に2017年5月には情報が公になってましたから・・・。
しかし、上手い国(日本)が出てくると、ルールを変えてなんとかしようって話、スキージャンプやフィギュアスケートなんかでよく聞きますが、今回のルール改正もそうなんでしょうか。。。(ちなみに、リオ五輪で、1走2走で早くバトンパスをして失格となったのは米国です。)(またまたちなみに、このルール改正を提案したのは米国ではありません。ニュージーランドです。)
で、え、まさか、このルール改正は小学生には適用しないなんておかしなこと、しませんよね、陸協関係者のみなさん、、、、。
(追記)
このルール改正は、4×100mリレーだけが対象ではありませんので、念のため。
また、同じ日付で、他に何点かのルール改正(棒高跳を除く跳躍競技の持ち時間(合図があってから試技を開始するまでの時間)が1分→30秒)などもありましたが、この記事では付言しておりませんので、こちらも念のため。
Posted by 守山陸上教室 at 15:47│Comments(0)
│陸上小噺
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